ローマ・イタリアのシンボルと言えるコロッセオ

ローマのコロッセオ外観

イタリアと言えば歴史の国、グルメの国として多くの観光客が訪れる国です。その中でも誰もが知っているであろう歴史的建造物の1つが「コロッセオ」です。ローマのシンボルとして有名です。

ローマにあるコロッセオは、円形闘技場として古代ローマ人の娯楽となっていました。「コロッセオの立つ限りローマは立つ。コロッセオの倒れる時ローマは倒れん」とうたわれていたほど、ローマを代表するシンボルとなる建造物なのです。完成したときは特別なセレモニーを100日もかけて行われたと言われています。

闘技場というからには様々な戦闘が行われており、主に戦うのは奴隷や死刑を待つ囚人などでした。当時人権を重んじるという思考がなかったため、奴隷や死刑囚たちは戦うことで見せ物として扱われ、殺されてきました。そうやって敗者を殺すという行為が当時では娯楽も同然だったのです。中央の闘技場をぐるっと囲むように観客席が設けられており、当時の階級制度によって観覧席は分けられていました。そしてその場には当時のローマ皇帝も出席し、戦闘において敗者を殺すか殺さないかは皇帝の意思で決められていました。もちろん観覧席からは「殺せ」という声ばかりが上がっていたため、彼らの支持がほしいローマ皇帝はほぼ敗者を殺す選択をくだしていました。
人間同士が戦う戦闘もあれば、猛獣ライオンと戦う戦闘、時にはその円形闘技場に水をためて軍船を出し争うというものもありました。

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なぜ古代ローマからある建造物が未だに現存しているのかというと、その建築技術に秘密があります。今では建築で当たり前のように使われているコンクリートですが、初めて使われたのはコロッセオだと言われています。また当時はまだ建物を丈夫な状態で上に上にたてていく技術がなかったため、なるべく風の抵抗を受けずに済む頑丈なアーチ型での建設が行われました。そのため建物自体が頑丈にできており、破損は見られるものの未だその形を残しています。

様々な歴史をまたいできたこの建造物は見るだけでも圧巻です。そして古代ローマ人の建築技術の素晴らしさを垣間見ることができる素晴らしい建造物だと言えます。現地では中に入って闘技場の中を閲覧することも可能なので、外観だけではなく内観を見てみるのもよいでしょう。

またすぐ近くにはコンスタンティヌスの凱旋門もあります。パリの凱旋門をモデルに作られた建造物であり、美しく施された様々な彫刻は今も現存しています。