デルビー・デッラ・カピターレを楽しむのもローマならでは

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日本に初のプロサッカーリーグである「Jリーグ」が誕生したのが1993年。その後、サッカー日本代表は、惜しくもあのドーハの悲劇により、翌年の1994年アメリカワールドカップへの出場は逃しましたが、1998年にフランスワールドカップ初出場を決めました。その日本サッカーが飛躍的に成長した時代に世界のサッカー界をリードしていたのはイタリアの「セリエA」でした。セリエAはヨーロッパ4大リーグの1つに数えられ、イングランドのプレミアリーグ、スペインのリーガ・エスパニョーラ、ドイツのブンデスリーガとら並び称される世界の最高峰クラブリーグです。

そんなセリエAでは、Jリーグとは1つ味の違う楽しみ方があります。それが「ダービー」です。日本では1チームにつき、1つのホーム(競技場)が主流です。しかしイタリアでは複数のチームが同じ競技場をホームスタジアムにしている場合が多いです。
中でも有名なのが2つです。チームも有名ですし、競技場が存在している場所も有名です。まずミラノのサンシーロです。ここでは現日本代表のエース格である本田圭佑が所属するACミランと、長友佑都が所属するインテル・ミラノが本拠地としており、その両チームのサンシーロでの戦いはミラノダービーと言われています。

そしてもう1つ、有名なものであるのが、イタリアの首都、ローマに現存するスタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ(通称:オリンピコ)です。こちらを本拠地としているのはASローマと、SSラツィオです。この両チームのオリンピコ ディ ローマでのダービーマッチは「デルビー・デッラ・カピターレ」と呼ばれ、ミラノダービーをも凌ぐものであると言われています。

イタリアでセリエAを存分に楽しみたいのであれば、そのおすすめの1つは間違いなく、ここ「オリンピコ ディ ローマ」であると言えます。日本人サッカーファンにもASローマにはかつて中田英寿が在籍していたチームであるため、思い入れの強いものかもしれません。

オリンピコ ディ ローマには実に7万以上の観客を収容でき、イタリア国内のサッカーのみならず、UEFAチャンピオンズリーグやコッパ・イタリアなどの決勝会場となったり、サッカー以外でもオリンピックや世界陸上のメインスタジアムとしても利用されてきました。
実はこのスタジアムはフォロ イタリコという複合スポーツ施設の中に存在しています。このフォロ イタリコはあのムッソリーニが一大スポーツ施設を夢見て作ったものだと言われています。

歴史に思いを馳せながら、セリエAを楽しむのはローマを楽しむ最高の手段の1つなのです。