ローマの歴史と観光地

噴水

イタリアの中で人気の観光地といえば都市ローマです。歴史的な建造物が多く立ち並び、歩いているだけで異世界感を感じることができます。

ローマの歴史の中で一番よく耳にするのが古代ローマ帝国でしょう。古代ギリシャの神話や人々の風習などの文化が古代ローマ帝国に伝わり、目覚ましい発展を遂げたことにより長い間ヨーロッパ地域を支配しました。
古代ローマ帝国の最盛期とも言われる五賢帝時代にはローマのシンボルとも言えるコロッセオが建てられ、今でも観光名所として多くの観光客を魅了しています。
長きに渡って繁栄を続けたローマはその長い歴史の中で様々な建造物を残しています。その中で現代の文化も取り入れられ、現代の良さと古代の良さのどちらも楽しむことができます。実際にどのような名所があるのかいくつか紹介します。

・真実の口

口を開けた海神トリトーネの顔が彫られている「真実の口」には有名な伝説があります。偽りの心を持った人間がその口に手を入れると、抜けなくなってしまったり手首を噛み千切られるというものです。これは有名な映画「ローマの休日」でも描かれており、多くの観光客が手が抜けないというイタズラを行って記念撮影を行っています。

・コロッセオ

円形闘技場であるコロッセオは当時の人々にとって最大の娯楽となっていました。中央では囚人や奴隷が戦い、そこをぐるっと囲むように観客席が設けられています。当時の皇帝にとっては人々から多くの支持を得るための催しの1つともなっており、完成したときは100日にわたるセレモニーが行われました。その大きな円形闘技場は外観だけでも圧巻なのですが、内観を見ることもできます。一部破損はあるものの、特徴的なアーチ型の建造物は今もその形を残しています。

・パラティーノの丘

ローマの七丘の1つがこのパラティーノの丘です。7つある丘の中で一番歴史が長く、英雄ロムレスとレムスが住んでいたと言われています。その後は歴代の皇帝や貴族などの上流階級の人々が住んでいました。この丘からはオリーブの並木やバラなどの様々な花が美しく咲き乱れる花園を見ることができ、絶景ポイントの1つでもあります。歴史を感じながら自然を楽しむこともできるため、ゆっくりと散歩をしてみるのも良いでしょう。

 

・スペイン広場

ローマ市の中心街にある広場です。この大きな階段は1725年にフランスの寄付金によって作られました。映画「ローマの休日」にも登場した場所であり、主演のオードリー・ヘップバーンがここでジェラートを食べていたことで有名です。しかし現在では飲食禁止となっているため、真似をしようとしてジェラートを食べないよう注意しましょう。
・カンポ・ディ・フィオーリ広場
花畑を意味するこの広場では、毎朝7時ごろから野菜や果物、花や魚など様々なものが並ぶ朝市が楽しめます。日本ではなかなか見られない食品も並び、現地の食文化に触れることができるため見て回るだけでも楽しめます。

 

・トレビの泉

ローマにある大きな泉です。多くの彫像が並んでいるのですが、中央にはギリシャ神話に登場する海の神ポセイドンが立っており、左右には女神の像が立っています。このトレビの泉には古くから言い伝えがあり、泉に対して背を向けた状態でコインを投げれば願いが叶うと言うものです。コインは枚数によって願いが変わり、1枚ならローマへの再来、2枚なら大切な人と一生を共にでき、3枚なら恋人や夫婦が別れることができるというものです。多くの観光客がコインを投げていくことから、泉の底にはたくさんのコインが沈んでいます。それらのコインは集めてチャリティ団体に寄付されています。この地でしかできない願掛けなので観光に訪れた際には一度挑戦してみると良いでしょう。

 

いくつか観光名所を紹介しましたが、これらはほんの一部であり、その他にもサン・ピエトロ大聖堂やサンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会などの歴史的建造物はたくさんあります。様々な建造物を守るために今日では多くの決まりごとが定められています。飲食禁止・撮影禁止などいろいろあるので、しっかりマナーを守った上で観光することを求められます。観光前には事前に調べておくことをおすすめします。

また建物だけではなく食事も観光の楽しみの1つです。現地には多くのトラットリアがあり、伝統的な料理から家庭的な料理まで様々な料理を楽しむことができます。またイタリア発祥のデザートであるジェラートも専門店がいくつかあるため、お腹を満たしながら建造物を散策するというのもよいでしょう。

ローマには見どころがたくさんあります。数日かけてもすべてを観光することは難しいでしょう。そのためどんな建造物を見たいのか、どのようにして行くのかという事前の下調べが必要不可欠です。効率よく観光すれば多くの名所をまわることができます。古代ローマからの知識を入れた上で観光すれば、より一層楽しむことができます。